不安症について|福岡市早良区西新の心療内科・精神科|ひとやすみこころのクリニック西新院

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不安症について

不安症について|福岡市早良区西新の心療内科・精神科|ひとやすみこころのクリニック西新院

2025年11月05日

不安症について

過剰な不安とそれに関連した行動障害が問題になる一群があり、不安症といいます。

不安は、誰もが経験する不快な状態で、新たな環境に入るときなどあまりに日常的に経験される感覚と思います。よりよく生きたいと思う人間に備わった自然な感情です。

不安は将来の脅威を予期する反応であり、将来の危険に対処するため、筋緊張や覚醒状態を呼び起こし、警戒・回避行動を促します。交感神経が優位になるため、心拍数や血圧や呼吸数は上昇し、消化管機能は阻害され、手指や体幹が震え、手足や脇から発汗することがあります。

性格が直接的に病気を作るわけではありませんが、不安を感じやすい性格傾向があると考えられており、神経質性格ともいわれ、内向性や心配性、過敏、理想主義、完全主義などの特徴があります。

病気が生じるのは、不安の感受性が高い性格に、過労や過度のストレスなどが加わり、何らかの体験を機に、不安を増幅させるような特定の心の動きが生じ、生活に支障が出るほどの状態になると考えられます。

悪循環をもたらす特定の心の動きは、大まかに二つのメカニズムが考えられます。

一つは、注意と感覚の悪循環であり、些細な違和感を覚えて不安になると、そこに注意が集まるため違和感が増し、さらに不安になります。

もう一つは、知性で考えたあるべき理想の自分が、症状を無理に除去しようとするもコントロールできず、現実の自分との間で葛藤が強まりさらにとらわれるということが考えられます。

治療は、上記の悪循環に着目し、自分の特性(性格)を理解したうえで不安に対する姿勢や行動を変化させていくことが必要になります。症状に圧倒されている場合は、薬によって今起きているつらさを軽くし治療の下支えとして使っていくことが、現実的であり効果的といえます。

当院でも不安症の治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

福岡市早良区西新4-8-23
ひとやすみこころのクリニック西新院
医師 溝口

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